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ライチョウ会議ぎふ大会開催

地球温暖化など環境の変化に影響を受けて多くの野生の生き物が絶滅の危機に瀕しています。その中で良くメディアで取り上げられる絶滅危惧種としてライチョウが有名です。日本では長野県や富山県などわずか5県にしか生息が確認されておらず、岐阜県はその一つになっております。また、岐阜の県の鳥にもなっています。そんなライチョウに岐阜の県民の皆様にもっと興味をもっていただきたいという思いを込めてライチョウ会議が11月7日(土)8日(日)と岐阜大学で開催されます。一般市民向けとしては7日にライチョウ研究で有名な中村浩志先生や岐阜大学の楠田哲士など多数の関係者のお話を聞くことができます。

コロナの影響もあり入場者制限の中ではありますがご興味のある方はぜひご参加ください。参加申し込みはライチョウ会議のホームページから出来るようになっています。「ライチョウ会議」で検索していただければご覧いただけると思います。

狂犬病ワクチン注射について

本年度はコロナ対策として大垣市、垂井町、関ケ原町、養老町、海津市の狂犬病集合注射が延期となっています。動物病院でもワクチン接種が行えますのでご希望のかたはご来院ください。その際、市町村から届いている延期案内のハガキは忘れずにお持ちください。すでに捨ててしまったかたは初めて狂犬病ワクチンを受けた時にもらった鑑札の番号をお控えになってお越しください。毎年お渡ししている赤いプレートは注射済票ですので「犬鑑札」と書いてあるプレートの番号をご確認ください。鑑札もハガキも見当たらない場合でもワクチン接種はできますのでご安心ください。

フィラリア予防、狂犬病予防注射の季節です

フィラリア予防のための検査や狂犬病予防注射の時期になりました。フィラリア検査で採血を行いますので健康診断も合わせて受けていただくこともできます。

 

尚、金曜日が定休診のため、翌日土曜日の特に午前中が混雑することがございますのでご留意願います。また、日曜、祭日の午後は予約制となっておりますのでご利用ください。

アミノ酸の科学

「アミノ酸の科学」どこかで聞いたことのあるフレーズですが、某有名食品メーカーが開発したワンちゃん用健康食品のお話です。

 

先日の学会で伺ってきた話です。アミノ酸はタンパク質の構成成分です。グルタミン酸とかアルギニンとか聞いたことがあると思いますが20種類あります。それらのいくつかを組み合わせて摂取すると健康維持に役立つことが実験 や臨床試験でわかってきました。

 

  • 皮膚・毛並を良くする組み合わせ

BCAAというアミノ酸群とグルタミンというアミノ酸の組み合わせは皮膚のコラーゲンを作る力を引き出すことができます。ワンちゃんでの実際の使用例ではアトピー性皮膚炎でステロイドを使いすぎて皮膚の薄くなった子の皮膚の弾力性の改善と発毛が見られていました。発表されていた症例の多くは毛が抜けてその部分の皮膚の弾力が無く、老人の皮膚のようになっているものでした。高齢で全体的に毛が薄くなっている子に効果があるかもしれません。私も飲んでみようかな笑

 

  • 抵抗力をつける組み合わせ

シスチンとテアニンの組み合わせです。この組み合わせを摂取した人での報告では栄養状態の落ちている高齢者のインフルエンザワクチンの効きが良くなっています。またこれらを接種している人は風邪を引いた時、悪寒や発熱などの症状が出にくいという結果が出ていました。動物実験ではありますが、皮膚炎を軽くするというデーターもありました。この組み合わせでアミノ酸を摂取すると体内でグルタチオンというものが作られます。このグルタチオンは抗酸化作用や、細胞内の解毒などの働きをしています。じゃあグルタチオンのサプリを飲めばいいじゃない?と思われるでしょうが、体内で作られたグルタチオンしか効果が無いようなのです。また、テアニンは体内でエチルアミンという成分を作り出し、これが免疫反応を強める働きをしています。ですからこの2つのアミノ酸を摂取することが大切なのです。ちなみにシスチンは肉類に多く含まれており、テアニンはお茶のうま味成分です。

 

  • 筋肉をつけて足腰をサポートする組み合わせ

ロイシンを中心に9種類のアミノ酸が筋肉の蛋白合成を促進させます。高齢でよろよろ歩き、腰が下がってきたなどの症状がある子に効果があるかもしれません。

 

栄養学はとても大事だと思います。また、何かトピックスがありましたらブログに書かせていただきます。

新年明けましておめでとうございます

 

新年明けましておめでとうございます。

今年は酉年ですが年末からの鳥インフルエンザ騒動で始まる大変な年末年始となりました。そして東山動物園、13日に開園できるということで良かったです。

さて、最近の話題として人と同じくペットたちの老齢化が問題になっています。都会ではペットの老人ホームができ始めているようで、その話題がテレビで時々取り上げられています。我が家も10年を超える、ニャンコが2匹おりまして健康状態が心配であります。ちなみに写真の子はまだ10歳超えてませんが黒かった口回りが白くなり、あまりにもジジ臭かったので載せてみました。ゴメンネ

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ワンちゃんの場合、高齢となって大きな病気に罹らなくてもボケるという心配があります。猫はボケる子がなぜか少なく、ワンコの場合早いと12~3歳くらいから症状を出す子がいます。これはワンコの生活が単調で刺激の少ない毎日であるからと言われています。そう言われると猫の方が一人遊び(我が家では爆発と呼んでます)することが多いし、外の鳥や室内に移りこむ水の反射光など動くものに良く反応します。もちろんおもちゃ遊びもワンコとは比べ物にならないほど激しいですね。

さて、ボケ始めてワンちゃんで最初に困るのが鳴き声です。特に昼夜逆転し、夜中に鳴き続けるのはご近所問題まで発展します。その後エスカレートすると長時間の単調な動きを続けるいわゆる俳諧行動、不適切な排泄行動などが出てきます。その次は失禁や起立不能など老化の最終的な症状が出てきます。残念ながらこのどこかの段階で飼育を放棄してしまう飼い主さんも現れます。こういったボケを遅らせるためにもワンちゃんにとって刺激的な毎日を提供してあげましょう。散歩コースを時々変えるのもいいし、知らない人やワンコに会わせるのもいいと思います。ただストレスになるほどやっては逆こうかです。何事もほどほどに。一番大事なのは大好きなご主人様とのスキンシップです。

「最近、うちの子寝てばかりいる。年取ったのね。」などと思っている人、危険信号です。ボケの始まりかもしれません。一度病院で相談してください。最近はとても良いサプリメントもありますのでボケだ老化だと諦めないでください。宣伝かよ!そう宣伝でした笑